SR400 ブローバイガス?!
F巻さんのショベルのセカンドバイク、SR400。
F巻さん、「へんなとこから、ガソリン出てくるぅ~!」
電話がありまして、車両を引き取りに行きますと、
F巻さん、「ここから、出てきたんだ!」
ボク、「えっ!、ここから!?」
クランクケースの後ろの上にフィルターが付いていて、そこからガソリンが出てきたって!
↓ここ

ウソ~~ん! だってクランクケースだよ! なんでガソリンが!?
多分、F巻さんの勘違いだよな。
フィルターからじゃなくキャブレターからだよな。オーバーフローでしょ。
とりあえず、キャブ全バラ。
結構よごれてて小さなゴミも少々。
このゴミが原因だな。
綺麗に清掃して、点検、問題なし。よし!
キャブ、元にもどしてキックを踏むと、
「ジョボジョボジョボッ!!」
フィルターから黒いガソリンが!

ものすごい量!
多分、トータル3リッターくらいは出た!
マジで出た!!!
全然わからないので........ ネットで調べてみる。
が、そんなことはどこにも書いていない!
過去にSRに乗っていた数人の友達に聞いてみるが、
「え?、そんなこと一度もなったことないよ。」
ネットによるとこのフィルターは、ピストンとシリンダーの隙間から出た燃えきらなかったガソリンを排出するところらしい....
わからん!?
そもそも、ピストンとシリンダーの隙間からガソリンが行ってる時点でダメじゃないのか?!
それをクランクケースから出てる穴から排出!?
難しい....
とりあえず、エンジンオイルを抜いてみよう。
SRはエンジンオイルのドレンボルトがフレームに一ヶ所とクランクケースの下に一ヶ所の計2カ所。
まずはフレームのドレンから、
「チョロチョロ....」
!!!!!
数滴しか出てこない!
クランクケース側のドレンボルトは......
か、固くて回らない! しかもよく見ると6角のドレンボルトの真ん中に何故かプラスのボルトが付いている!?
な、何故だ?!
6角のドレンボルトは回らないから、このプラスのボルトから抜け。と、いうことなのか? 怪しすぎる!
が、これも固くて回らない!
↓これ

F巻さんに聞いてみると、
「ああ、そこは固くて回らないよ。もう10年以上開けてない。」
マジか!
とりあえずエンジンオイルを入れて、エンジンスタート。
「ジョボジョボジョボ!」
またまたフィルターからとんでもない量の黒いガソリンが!
しばらくエンジンをかけておいて、フレームのドレンからオイルを抜いてみる
「ビシャビシャビシャーーー!」
まるで水のようなオイルが......
これはマズイ!!
もう一度エンジンオイルを入れて、エンジンスタート!
そして、またフレームのドレンからオイルを抜くと、
「ビシャビシャビシャーーー!」
!!!!!!!!!!
もう、ここら辺からパニクっているので、写真は一枚もナシ!
多分、とんでもない量のガソリンがエンジン内部に!
しかもクランクケース側のドレンが開かないため、オイル(ガソリン)全量が抜けない!
オイル交換を繰り返すしかない。
オイル交換を繰り返すこと5回.....
ようやくオイルっぽくなってきたけど、やっぱりまだ水っぽい。
こりゃクランクケース側のドレンを意地でも開けた方がいいなぁ。
と、そこにまたまた居合わせたN沢くん。
「ちょっと、僕にやらせてください。」
と、「バキッ!」
「開きしたよ。」
!!!!!!!!!!
10年間、誰も開けることの出来なかったドレンボルトをいとも簡単に!
無事、オイル全量抜けて一件落着
原因は、
キャブのオーバーフロー......なんだけど.......
まずは、負圧式のコックが壊れていた。
そして、オーバーフローしたときの外部にガソリンを出す通路が詰まっていた。
なので、ガソリンタンクのガソリンが全て燃焼室へ行ってしまいエンジン内部に大量のガソリンが入ってしまった。
そして、クランクケース上のフィルターからガソリンが......
いや~、これは初めて経験させていただきました。
日々、勉強です。
おしまい
3-CLAP Custom Motorcycle Shop
F巻さん、「へんなとこから、ガソリン出てくるぅ~!」
電話がありまして、車両を引き取りに行きますと、
F巻さん、「ここから、出てきたんだ!」
ボク、「えっ!、ここから!?」
クランクケースの後ろの上にフィルターが付いていて、そこからガソリンが出てきたって!
↓ここ

ウソ~~ん! だってクランクケースだよ! なんでガソリンが!?
多分、F巻さんの勘違いだよな。
フィルターからじゃなくキャブレターからだよな。オーバーフローでしょ。
とりあえず、キャブ全バラ。
結構よごれてて小さなゴミも少々。
このゴミが原因だな。
綺麗に清掃して、点検、問題なし。よし!
キャブ、元にもどしてキックを踏むと、
「ジョボジョボジョボッ!!」
フィルターから黒いガソリンが!

ものすごい量!
多分、トータル3リッターくらいは出た!
マジで出た!!!
全然わからないので........ ネットで調べてみる。
が、そんなことはどこにも書いていない!
過去にSRに乗っていた数人の友達に聞いてみるが、
「え?、そんなこと一度もなったことないよ。」
ネットによるとこのフィルターは、ピストンとシリンダーの隙間から出た燃えきらなかったガソリンを排出するところらしい....
わからん!?
そもそも、ピストンとシリンダーの隙間からガソリンが行ってる時点でダメじゃないのか?!
それをクランクケースから出てる穴から排出!?
難しい....
とりあえず、エンジンオイルを抜いてみよう。
SRはエンジンオイルのドレンボルトがフレームに一ヶ所とクランクケースの下に一ヶ所の計2カ所。
まずはフレームのドレンから、
「チョロチョロ....」
!!!!!
数滴しか出てこない!
クランクケース側のドレンボルトは......
か、固くて回らない! しかもよく見ると6角のドレンボルトの真ん中に何故かプラスのボルトが付いている!?
な、何故だ?!
6角のドレンボルトは回らないから、このプラスのボルトから抜け。と、いうことなのか? 怪しすぎる!
が、これも固くて回らない!
↓これ

F巻さんに聞いてみると、
「ああ、そこは固くて回らないよ。もう10年以上開けてない。」
マジか!
とりあえずエンジンオイルを入れて、エンジンスタート。
「ジョボジョボジョボ!」
またまたフィルターからとんでもない量の黒いガソリンが!
しばらくエンジンをかけておいて、フレームのドレンからオイルを抜いてみる
「ビシャビシャビシャーーー!」
まるで水のようなオイルが......
これはマズイ!!
もう一度エンジンオイルを入れて、エンジンスタート!
そして、またフレームのドレンからオイルを抜くと、
「ビシャビシャビシャーーー!」
!!!!!!!!!!
もう、ここら辺からパニクっているので、写真は一枚もナシ!
多分、とんでもない量のガソリンがエンジン内部に!
しかもクランクケース側のドレンが開かないため、オイル(ガソリン)全量が抜けない!
オイル交換を繰り返すしかない。
オイル交換を繰り返すこと5回.....
ようやくオイルっぽくなってきたけど、やっぱりまだ水っぽい。
こりゃクランクケース側のドレンを意地でも開けた方がいいなぁ。
と、そこにまたまた居合わせたN沢くん。
「ちょっと、僕にやらせてください。」
と、「バキッ!」
「開きしたよ。」
!!!!!!!!!!
10年間、誰も開けることの出来なかったドレンボルトをいとも簡単に!
無事、オイル全量抜けて一件落着

原因は、
キャブのオーバーフロー......なんだけど.......
まずは、負圧式のコックが壊れていた。
そして、オーバーフローしたときの外部にガソリンを出す通路が詰まっていた。
なので、ガソリンタンクのガソリンが全て燃焼室へ行ってしまいエンジン内部に大量のガソリンが入ってしまった。
そして、クランクケース上のフィルターからガソリンが......
いや~、これは初めて経験させていただきました。
日々、勉強です。
おしまい
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